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食事を拒否する患者に困ったら~食とは何かを知ろう!!~

食事ケア

はいどーも~(^^)/

精神看護師のささやんです。

今回は認知症などで食事がうまく進まなかったり、口をあけてくれない患者さんに対してのケア方法を解説します。

食事介助するときに口をあけてくれない患者さんがいて困った経験がありませんか?

自分も食事介助をしている時に、途中で口を閉ざしてしまう患者さんや、疎通が取れない状態で、拒食されてしまうことも多かったです。

そんな困ったときの一助になればいいと思います( *´艸`)

食事をするとは??

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まず、口を開けない、食事がうまく進まない・・・困っていることはありますが

簡単にはいきません!!!

根気がいります!それを前提に話をしていきます。

中には食べないほうがいいが患者さんもいるかもしれません・・・

  • 食とは??

そもそも「食」とは能動行為であり受動行為ではありません。

動物の食行動とは抵抗する相手を能動的に捕らえ、自分の中に取り込む行為です。

人間も動物なので本質的には同じであると考えます。

食事介助をしているときはどうでしょう?

患者さんが受動的な食事になっていませんか??

患者さんにスプーンを持ってもらって、見守りしながら、能動的に食事を勧めることで、誤嚥のリスクや減ったり、食事が進むようになるかもしれません。

必要な栄養素を「取り込む」か「拒否」するか

  • 必要な栄養素を「取り込む」

人の食行動の過程には、食べるものを決定し、それ自体か材料を調達し、必要なら調理、加工するという流れになります。

また、体内では、食物を口腔内に取り込み、食塊をつくって飲み込み、消火するというような流れになりますね。

  • 必要な栄養素を取り込む過程には「心理的側面」と「社会的側面」があります。

心理的側面(何を好み、どのように調理して味わうか)

・嗜好の出現や変化

・味覚、嗅覚の加齢変化

・好悪の経験

・細身の価値

・健康志向

・簡単で安上がり

個人によってどのようなことを重視するのか変わってきますね。

誰しも嗜好はあるかとおもいますが、だんだんと変わっていくこともありますし、

学生の時なんかは簡単で安上がりなので、毎食牛丼屋で済ませることもあるかと思います。

僕だったら、筋肉志向・マッチョの価値とかですかねw

患者の心理的側面を理解することで、なぜ食事が進まないのか見えてくることもあるのでここのアセスメントは重要です。

②社会的側面(親子、兄弟、友人、会社の上限関係など)

・団欒

・ビジネスの円滑化

・恋愛成就

・協調

・あこがれ

などがありますね。

例えば、一家団欒で食べたご飯はおいしいと感じたり

好きな人とのデートだと緊張で喉を通らなかったり

CMで好きな芸能人が食べていたグミを食べてみたくなったり・・・

社会的な側面もまた、重視されるところではあります。

病院関連ではどうでしょう?

みんなが食べているから食べなきゃと思ったり、早く退院したいから無理やり食べたり、反対に集団生活で嫌いな人とDRで食事するのが苦痛であったりという側面があるかもしれませんね。

これも個人の価値観や過ごしてきた環境や現在の環境によりますので患者さんからの情報収集が大事ですよね!!

  • 必要な栄養素を「拒否」する

①遠隔的拒否

外観、におい、状況判断などによる拒否

例)グロテスクだ、臭い、場違いだ、危険だ→回避、拒否につながる。

②口唇性拒否

触感、温度などによる拒否

例)まずい、熱い、大きい、硬い→吐き出し

③内臓性拒否

嘔吐や下痢による拒否

毒だ、腐っている→嘔吐、下痢

  • 嫌悪学習

①美味であっても、痛みがあったり、消化管の不快を経験すると次からは受け付けないことがある。

②情報や先入観によっても食べずして嫌うことがある。

食事の見た目や温度は重要なことは皆わかっています。

虫とかは食べたくないですよねw

そして病院食では、時々、ミキサー食をご飯、おかずをぐちゃまぜにして介助する人がいたり、そもそもミキサー食で外観が損なわれていたりしますね。

また青魚とか牡蠣とかにあたった人なんかも、味はおいしいと分かっているのにもう食べたいと思うようになりますよね。

患者さんの好き嫌いについてや、なぜ嫌いなのかなど理由まで聞けておくと、食事をうまくすすめるのに効果的かもしれません。

人は「食べる」「食べない」を生涯をかけて学習していきます。

食行動しながら「食」を知っていくのです。

ただ、高齢者や認知症患者は判断機能や記憶などに問題が見られる場合があります。

看護者側が、加齢や疾患による味覚の変化や、記憶力の低下がある事を十分に理解しておく必要があります。

食が進まない原因は何かを見極める

①認知面の問題(食事と認識が出来ない、見当識の問題がある)

②心理社会面の問題(介護者に疑心がある、生きる活力がない、環境不適応がある)

③低栄養や脱水の問題(意識が朦朧としている、発熱がある、心身が疲弊している)

④食べる機能の問題(口が開かない、口から漏れる、口にため込む、姿勢が崩れる)

これらの問題に対し、支援方法を解説します。

認知面に問題がある

食事と認識が出来ない人や見当識障害がある人に対して

・なじみのある食事内容にする(家族や本人に話を聞いておく)

・五感に働きかける

・文脈効果を使う→食の決定、調理、盛り付け、食事後片付けまで、一部あるいはすべてを対象者に実施や見学をしてもらう。自身の経験でも作業療法で料理の時間があった際は、普段食べれない人でも盛られた分は食べていましたね!!

認知機能面のリハビリにもなるし一石二鳥ですよね!!

心理社会面に問題がある人

☆介助者に疑心がある 

    ↓

・相性のいいスタッフを作る

・家族に介入を依頼する

・相性の悪いスタッフの言語及び非言語的な発信を分析し対象者への態度を変化させる。

☆生きる活力がない

     ↓

・自尊心向上に努める

・嗜好品を用意する

・孫に料理をふるまってもらい一緒に食べる

・供食効果を図る

低栄養や脱水の問題

・血液検査や体重測定などで栄養状態の変化を把握

・身体所見やバイタルに注意

食べる機能に問題がある

1、口が開かない

・下顎の問題はないか→口腔外科へ

・咀嚼筋尾こわばり→Kポイントを刺激

・頚部の過屈曲→骨盤前傾、脊柱抗重力伸展

2、口から食物がこぼれる

・意識レベルの低下による筋緊張低下→意識レベル調整

・表情筋の過緊張、低緊張→表情筋の適正化

・口腔内の食物移送の問題→嚥下訓練をおこない、最終的にはリクライニングで重力を利用する

3、口にため込む人

・口腔内の感覚、運動障害→神経学的評価を行い、機能訓練、残存機能の利用、食事の温度、味、物性、においなどを試す

・スタミナ切れの問題→休憩時間の導入、食事量を減らし補助食品で代替する

4、姿勢異常

食事の姿勢も口の機能に影響してきます。食事姿勢が以上のためにスタミナ切れを起こしている可能性も、、、

まとめ

食事に関してのケアは最初に言った通り、根気がいります

食事が進まない原因は一つではないかもしれません。

なぜ食べないのかを感が続け、試行錯誤の中で、活路を見出していくしかありません(´;ω;`)

しかし、こちらの関りがガチっとはまって食事を再開してくれる患者さんをみるのはとてもうれしい気持ちになり、やりがいを感じますね(^^)

精神科特有ですかね、関わり方を変えるだけで食事量の増減がみられるのは。

関りといえば、僕はユマニチュードを学んでかかわりが変わったような気がします。

ユマニチュードについてはまた今度!!!

それではここまでありがとうございました<(_ _)>

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