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目的論で働き方改革!?

倫理、哲学

はいどーも(^^)/

精神科看護師のささやんです!!

今回はあの大人気著書の

嫌われる勇気~自己啓発の源流「アドラー」の教え~

をやっとこさ読めたので紹介していこうと思います。

看護師をしているといろんな患者さんと触れあいます。

そして精神科では、看護師の関りも治療の一環です。

統合失調症や鬱、強迫性障害、神経症・・・等々人生が病気のせいで生きづらさを感じている人にたくさん出会ってきました。

自分自身も生きにくさを感じていることもあります。

そんな考えを根本から変えてくれるような内容になっていたかと思います。第1章から第5章まで順番に解説していこうと思います。

この記事を読んだら人生がちょっぴり過ごしやすくなるかもしれません(‘ω’)

精神科看護師の視点で実際の患者さんとのかかわりも思い出しながら、記事を書いていこうと思います。

アドラーとは何者か。

フロイト、ユングと並ぶ心理学の3大巨頭と言われています。

著書は青年と哲人の会話形式になっていてとても読みやすい内容となっております。

そんなアドラー心理学を解説していきます。

第1章トラウマを否定せよ

人は変わることが出来るか??

ここでは引きこもりを例に会話が進みます。

何年も引きこもっている人がいますが、従来は何かトラウマのような「原因」があって「結果」がある。

そう考える人が多いかと思います。

アドラー心理学では過去の原因ではなく、現在の目的を考えていきます。

不安だから外に出られないのではなく、外に出たくないから不安を作り出している。

となります。

原因論ではなく、目的論です。

なぜそのような、行動をとっているのか。

例えば外に出ないことで

・親が心配してくれる。

・親の注目を一身に浴びることが出来る

・社会に出ることでの人間関係などのわずらわしさから解放される

・社会に出ることで、その他大勢になってしまい他社より見劣りした自分になってしまう

・誰も大切に扱ってくれなくなる

そうしないために、引きこもっていると考えます。

しかしどんな過去があったとしても、過去は変えられません。

と言うことは、トラウマがあれば、トラウマがある過去にとらわれて生きることになってしまう。

それは人生を生きづらくしてしまいますね。

過去ではなく今に着目して考えることが重要になってきます。

過去にどんな意味付けをするかで現在のあり方が変わってくる。

それこそが、自分の人生を自分の手で選んで生きていっているとなります。

アドラー心理学ではトラウマを明確に否定しています

人は何かの目的のために不安や怒りなどの感情を作り出していると考えます。

人は感情に支配されて動くのではない。

感情は目的を達成するための手段であり、それは出し入れ可能な道具である。

原因論で過去にとらわれている限り、現在は変えられない。

だからこそ、目的論に着目するアドラー心理学では、人は変われるとなるので

アドラー心理学は勇気の心理学

人は変われるということは、今、自分が理想の自分ではなかったり、自信のない性格であったり、不幸に感じていたり、誰かのことをうらやましく思っていたり、、、

そう思っていたとしても変えていくことが出来ます。

全部自分が「不幸な自分」などを選んでいるからであると考えるからです。

最初は文化や家庭環境などの影響で、無意識に選んでいたのかもしれません。

ただ、自分で選んだということは、選びなおすことも可能ということなんです。

ただ人はなかなか変われません・・・

自分が変わらないという選択を取り続けているからです。

それは変わらないほうが楽であったり、変わる勇気が持てなかったりするためです。

変わることで生まれる不安と変わらないことで生まれる不満

どちらを選べば今後の人生を豊かにできるでしょう。。。

大切なのは変わる勇気を持つということなのです。

まとめ

少し難しい話になってしまいました。

哲学は考えなきゃいけないことが多くて大変ですね。

だが、それがいい。

と思っています。

今までの解説を簡単にまとめると

トラウマなんてない。だからこそ人は変われる!!

トラウマや怒りや不安や劣等感なんてものは目的を達成させるための道具でしかない。

過去は過去であり、変えることが出来ない。

過去にどんな意味付けをしていくか、それは今の自分が決めること

変えることが出来るのは「いま、ここ」である。

変わらないままでいるのは楽かもしれないが、変わることで得られるものは大きい。

人生の豊かさであったり、幸福である。

ただ、変わるには勇気が必要になってくる。

勇気をもって変わることが、人生を豊かにする第一歩である。

なにか今の自分がどういうものなのか、どう考えているのかを明確にして、行動を変えていくのは認知行動療法にも似たような考えだと思いますね。

精神科疾患にも生かせる日が来ると思います!!

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