はいどーも(^^)/
精神科看護師のささやんです。
本日は嫌われる勇気 第二章から!!
すべての悩みは対人関係というこれまた衝撃なタイトルから始まります。
今の自分を受け入れる
アドラーは個人だけで完結する悩みは存在しないと言っています。
どんな種類の悩みでさえ、必ず他者がいるのです。
例えば、、、劣等感
劣等感は比べる相手がいて、初めて成立します。
なので自分が思っている劣等感というのは、主観的なものになります。
劣等感というのは客観的な事実ではなく、主観的な解釈であり、
客観的な事実にどのような意味づけをするかは自分次第になってくるのです。
しかし、人間には劣等感というものは存在します。
ただ、劣等感自体は悪いものではないのです。
劣等感があるから、頑張らなきゃとか成長しきゃと思うのです。
自分で劣等感を乗り越えようとするようなあり方には何も問題はありません。
劣等コンプレックス
それでは問題になるようなことはどんなことか?
それは、「どうせ自分なんて」「どうせ頑張ったところで」などあきらめてしまうことです。
状況は努力で変えられるような場面でも、勇気を出せないでいたり、あきらめてしまうことがあります。
それは劣等コンプレックスと言います。
劣等コンプレックスとは劣等感を何かの言い訳に使うようになった状態のことを指します。
例えば、「学歴が低いから成功できない」
AだからBできないというのは劣等感の範疇に収まっていません。
因果関係がありそうですが、アドラーは見かけの因果律だといいます。
アドラーの目的論の目線で言うと「成功できないのではなく、成功したくない。」と考えます。
一歩前に踏み出す勇気がなかったり、今の生活を変えたくなかったり、多少の不満があっても今のままでいたほうが楽だからです。
健全な劣等感は他者との比較ではなく、理想の自分との比較によって生まれるものです。
他者と間にはどうしても違いがあります。
その違いを善悪や優劣と絡めてはいけません。
どんな違いがあっても、人は対等であるからです。
誰かと競争するのではなく、今の自分よりも前に進めるかどうか、そこに価値があります。
競争をすると勝者と敗者が生まれてしまいます。
そうすると対人関係のお悩みからは解放されません。
競争相手を敵だと思ってしまい、劣等コンプレックスを生んでしまいます。
周りを敵に囲まれて生活するのって幸せとは程遠いことですよね。
まとめ
たしかに考えてみれば対人関係の悩みですべてが片付けられます。
アドラー心理学は勇気の心理学であると言われております。
対人関係において、劣等感を感じることはありますが、その状態のままにするのではなく、勇気をもってそれを乗り越える事で、劣等コンプレックスから抜け出せるのだと思います。
考え方を変えるだけで、今自分が何をしなければならないのかを明確にできますね。
今のままの状態で満足するのではなく、人生を幸せにしたいのなら、勇気をもって一歩を踏み出しましょう!!
それが幸せへの近道です(^^)/
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