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腰痛にならないために!!

精神科看護

はいどーも(^^)/

精神科看護師のささやんです!!

今回は病院・施設でも問題となっている腰痛について。

患者さんのおむつ交換、移乗介助、体位交換、入浴介助等々・・・

どうしても腰を痛めてしまうことが多いかと思います。

精神科でも認知症高齢者の入院に伴って介助量が増えていっている現状です。

また、実際に自分の職場でも腰痛で苦しんでいる人がたくさんいます(´;ω;`)

今回はそんな腰痛にフォーカスを当てていきたいと思います。

ボディメカニクス

看護師だと学校で習ってきたという人がほとんどだと思いますが、介護士や看護助手の方だと知らない人も多いのではないでしょうか。

簡単に言うと、最小限の力で身体介助をするための技術になります。

ボディメカニクスを使うと介助する側・される側双方の身体的負担を軽減できます。

①支持基底面積を広くする

体重を支えるために必要な床面積である「支持基底面」を広くすることで介助する際の安定感を確保します。

肩幅くらいに両脚を開いた姿勢の方が重心が安定します。

重心が安定することで、効率よく力を加えることが出来るようになり、自分だけでなく、患者にも安心を与えます。

②重心の位置を低くする

支持基底面を広くし、膝を曲げて身体の重心を低くすると、安定感がよりアップしますので、腰痛予防になります。

③水平方向にスライドさせるようにする

重いものは一旦持ち上げてから移動させると、重力の影響を大きく受けて重く感じてしまいます。

そのため、移動介助の際にはなるべく持ち上げないで、水平方向にスライドさせるようにすると楽に動かすことができます。

④重心を近づける

患者と身体を密着することで重心を近づけて安定感を確保し、介助する側の力を入れやすくします。

⑤てこの原理を使う

支点・力点・作用点の関係を利用して、小さい力でもしっかり支える介助を行います。

⑥身体を小さくまとめる

同じ重さであれば、大きいボールより小さいボールの方が動かしやすいのと同じで、

身体介助でも、要介護者に腕や膝を曲げてもらい、身体全体を小さくまとめてもらうと楽に介助できます。

⑦大きな筋群を使う

身体介助は、腕だけなど一つの筋肉だけでなく、腰・脚・背中といった全身の大きな筋肉を一緒に使うことで、身体の一部分への負担を減らすことができます。

他にはどんな技術が・・・??

移乗の仕方自体は色々な方法があるので、調べて実践して自分に合う移乗方法を選択するのもいいと思います。

例えば、僕が学んできた中で面白いと思ったのは古武術介護

古武術の体の動きを利用して介護するというものですが、体の仕組みを理解して、患者を支える手の向きを変えたり、キツネの形にした手を作ったり、移乗時などはいまだに参考にさせてもらっています。

他にもyoutubeなどにも解説がたくさんありますので是非ご覧になってみてください。

その中から自分や患者に合った方法を探してみましょう

また、患者の状態によっても移乗の仕方が変わってくるので、情報収集はしっかりと行いましょう!!

まとめ

腰痛予防でボディメカニクスを紹介しましたが、一番大切にしてほしいことは、患者の持っている残存機能を生かすということです。

職場ではよく移乗を手伝ってほしいと頼まれます。

確かに安全に移乗するためには2人で行うのも一つの手ではあると思います。

ただ、しっかりと患者自身に立ってもらえば自分の力を利用しなくてもしっかり移乗してくれることが大半な印象を受けます。

ユマニチュードでも紹介しましたが、4つの柱の中に「立つ」が含まれています。

患者の残存機能を無視して、こちらがすべて介助することは、相手の自尊心を傷つける事にもつながるのではないでしょうか?

なので皆さんもぜひ「立つ」を意識して患者と関わってみましょう!!

そうすることで、患者のADLも保たれるし、介助は楽になるしとプラスになる事ばっかりです!!

他にも、スライド版を使用したり、移乗しやすい車いすにしたり、移乗のときにクレーンを利用したりと色々な介護グッズが出てきています!!

道具をうまく利用することで体の負担を軽減しましょう。

あとはやっぱり筋トレですよね(^^)/

筋トレは正義!!

筋トレは裏切らない!!

そして、筋トレは最強!!!

以上ありがとうございました<(_ _)>

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